記念館などが整備予定の石田梅岩生誕地(亀岡市東別院町)

記念館などが整備予定の石田梅岩生誕地(亀岡市東別院町)

 京都府亀岡市は、東別院町出身で江戸時代の思想家石田梅岩の生誕地を整備する事業を行う。遺品や蔵書などの展示室や、心学と武道が学べる道場などが併設された記念館を建設する計画で、新年度から実施設計に着手する。

 梅岩は江戸中期、京都で受講自由の私塾を開き、説いた「人の道」は門下生を通じて各地に広がった。現在、生家周辺約4千平方メートルには、1966年に建設した記念館や生誕地を示す碑がある。

 梅岩の功績をたたえる200の個人・団体でつくる顕彰会は、老朽化した記念館の建て替えを計画。資金集めの手段として市がふるさと納税制度の活用を提案した。昨春から寄付を募ったところ、2月末までに約800万円が集まった。

 整備事業として、新年度は記念館の設計を行い、建設費も見積もる。建設年度は決まっていない。顕彰会の石川清之副理事長は「梅岩の教えがさらに広まるきっかけにしていきたい」としている。