山の斜面に群生し、花を咲かせたクリンソウ(綾部市睦寄町古屋)

山の斜面に群生し、花を咲かせたクリンソウ(綾部市睦寄町古屋)

 京都府綾部市睦寄町の古屋地区で、府の準絶滅危惧種に指定されているクリンソウが、赤紫色の鮮やかな花を咲かせている。

 クリンソウは谷あいの湿地に育つ多年草。2015年版の府レッドデータブックでは、個体数の回復を理由に準絶滅危惧種となっている。古屋では、集落入り口にある斜面に群生地がある。シカが食べないため、年々数が増加。3年前に土砂崩れで一部が巻き込まれたが、崩れた斜面からも少しずつ成長している。湧き水の流れに沿うように群生。いくつもの小さな花が咲き、新緑の森を彩った。住民(68)は「埋もれたところからも咲いた。自然の力を感じる」と語った。5月中旬には最盛期を迎えるという。