大津地方裁判所

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 福井県の東尋坊で2019年10月、滋賀県東近江市の嶋田友輝さん=当時(20)=が遺体で見つかった事件で、殺人や監禁、傷害の罪に問われた住所不定、無職上田徳人被告(40)の裁判員裁判の初公判が10日、大津地裁(大森直子裁判長)であり、上田被告は殺人と傷害の罪について「関与していない」と起訴内容を否認した。事件で起訴された7人のうち、公判開始は6人目。

 検察側は冒頭陳述で、「上田被告は嶋田さんを車に乗せ東尋坊に向かう途中、仲間の元少年らと殺害方法を話し合い、東尋坊の崖から落とすことを決定した」などと指摘し、いずれの罪も成立すると主張した。

 弁護側は「被告は東尋坊の駐車場で待機し、飛び降りの現場には立ち会っていない。極めて従属的な役割でしかない」などとした。

 起訴状によると、上田被告は、当時未成年だった長浜市の元少年(21)=殺人罪などで起訴=ら6人と共謀。19年10月17~18日、同市で嶋田さんの脚を車でひくなどし、車に閉じ込めて東尋坊に向かい、同18日夜、崖から飛び降りさせ死亡させた、などとしている。

 この事件で地裁はすでに元少年を除く18~20歳の計5人に対し、懲役10年以上15年以下などの不定期刑(確定)を言い渡している。