京都地裁

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 昨年8月、京都市北区の路上で女子高生を引き倒してわいせつな行為をし、けがを負わせたとして、強制わいせつ致傷の罪に問われた元京都府警向日町署警部補の東祐馬被告(35)=懲戒免職=の裁判員裁判の初公判が14日、京都地裁(齋藤正人裁判長)であった。被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 起訴状によると、昨年8月22日午後10時15分ごろ、北区の路上で、自転車を押して歩いていた高校2年の女子生徒(16)に背後から近づき、生徒の目を手で覆うなどして転倒させ、口を手でふさぎながら体を無理やり触るなどし、右肘や右膝に軽傷を負わせた、としている。

 検察側は冒頭陳述などで、被告は事件当日は休みで「パチンコの帰りに見かけた女子生徒の後を自転車で約2キロ追従した」と説明。坂道で自転車を降りて押していた女子生徒の背後から迫り、犯行に及んだと指摘した。

 一方、弁護側は、被告は昨年春に警部補に昇任し「仕事の重圧があった」と述べ、犯行は偶発的で、警察官だったということが事件には直接影響していないとして情状酌量を求めた。