京都大学

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 京都大iPS細胞研究財団は10日、拒絶反応を起こしにくい提供者(ドナー)から作ったiPS細胞(人工多能性幹細胞)を、韓国の医科系大学に提供すると発表した。国外の研究機関への提供は初めて。ハンチントン病やパーキンソン病などの研究に活用する。

 提供するのはCHA(チャ)医科学大で、今年4月に共同研究契約を締結した。同大学ではこれまでもiPS細胞を用いてこれらの疾病の治療法を研究してきたが、財団から高品質で安定した細胞の提供を受けて有効性などの評価につなげる。

 財団では2020年4月以降、備蓄しているiPS細胞を国内の研究機関に提供。加齢黄斑変性やパーキンソン病を対象とした臨床研究などに用いられてきた。国外への提供は初めてといい、財団は「これからも国内外を問わず多くの機関に提供することで、iPS細胞を用いた移植医療に貢献したい」としている。