京都府警本部

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 第三者のウェブサイトに侵入するための「バックドア(裏口)」を作る不正プログラムを仕掛けたとして、京都府警サイバー犯罪対策課と南署は11日にも、不正指令電磁的記録供用の疑いで、滋賀県草津市の自称ITコンサルタント業の被告の男(42)=恐喝未遂罪で起訴=を再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。

 専門家によると、裏口プログラムはIDやパスワードがなくても、サイトやパソコンに不正アクセスできる出入り口を作る。遠隔操作や個人情報抜き取りなどサイバー攻撃のツールとして悪用されているが、侵入時の形跡を消すことが可能で、事件として摘発されるのは珍しいという。

 捜査関係者によると、男は仲間と共謀して昨年10月、福岡市のミュージシャン男性(53)が運営する公式サイトのサーバーに裏口プログラムを仕掛け、不正アクセスできる状態にした疑いが持たれている。サイトは改ざんされ、元に戻す身代金としてビットコイン約10万円分を要求する脅迫文が表示されたが、男性は支払わなかった。

 男は闇サイトの匿名掲示板で仲間を募り、中学生を含む5人でハッカー集団を結成。インターネット上の住所に当たる「ドメイン名」を乗っ取り、男性に仮想通貨を払うよう要求したとして、今年3月に恐喝未遂容疑で逮捕され、起訴されている。