65~74歳のワクチン接種の予約を受け付ける医療機関のスタッフら(10日、京都市北区)

65~74歳のワクチン接種の予約を受け付ける医療機関のスタッフら(10日、京都市北区)

 京都市で10日、65~74歳の高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの個別接種の予約受け付けが始まった。接種を行う市内の診療所や病院は先行して75歳以上からの予約も入っており、新たな予約への対応に追われた。

 北区の診療所ではこの日午前8時半~午後4時ごろの間、42人の予約を受け付け、1回目の接種が6月末~7月初旬に設定された。来院して予約した畳店経営の男性(70)=同区=は「感染すればお客さんに迷惑がかかるので予約できて良かった。かかりつけなので安心して接種が受けられる」と喜んだ。

 ただ、予約対象の年齢層が拡大したことを受け、負担が増したという声も医療機関から上がる。接種場所として施設名を公表している伏見区の羽束師クリニックでは、現在の予約枠は75歳以上で既に埋まっているため、相次ぐ問い合わせに対しては、改めて申し込むよう伝えたという。医師は「65歳以上の予約が始まり、(予約希望が)さらにあふれてしまっている。いっぱいいっぱいの状態が続いている」と苦悩する。

 市コールセンターには過去2番目となる7110件の相談があったが、朝一番の時間帯を除けばおおむね混乱はなかったという。市医療衛生企画課は「今後はワクチンの供給量が増加し、(20日から予約が始まる)集団接種も受け皿になる。予約は取りやすくなると思うので、焦らず様子をみてほしい」と呼び掛けている。