新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける男性(11日午前、京都市下京区・たかあきクリニック)

新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける男性(11日午前、京都市下京区・たかあきクリニック)

 京都市で11日、在宅の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。市は地域の診療所や病院での個別接種を中心に進め、7月末までに65歳以上の約39万人への接種完了を目指している。

 下京区の内科・消化器内科「たかあきクリニック」では午前9時半から、事前に予約したかかりつけ患者5人が次々と接種を受けた。高顯(たかあき)純平院長(61)は「できるだけ速やかに効率よく接種を進めるのが使命です」と話した。

 接種を受けた男性(79)=右京区=は「なかなか予約できないと聞いているので早めに打ててありがたい。かかりつけ医で接種でき安心感もある。孫に会えるかな」と笑顔を見せた。同クリニックでは6月下旬までに約150人の予約が入っているという。

 京都市では、クラスター(感染者集団)防止のため、高齢者施設の入所者への接種が4月12日から既に始まっている。今月9日までに特別養護老人ホームなど24施設で入所者と職員計4670人が接種を受けた。

 在宅の高齢者は医療機関での個別接種を基本としているが、かかりつけ医を持たない人らのために今月29日から公共施設などで集団接種も始める。