特別観覧席のガラスが割れた京都向日町競輪場(18日、京都府向日市寺戸町)

特別観覧席のガラスが割れた京都向日町競輪場(18日、京都府向日市寺戸町)

 大阪府北部を震源として18日早朝に発生した地震では、京都府長岡京市、大山崎町で震度5強、向日市で震度5弱を記録した。2市1町では2人が軽傷を負い、民家や公共施設、文化財などに壁やガラスの破損の被害が出た。水道の濁水なども発生しており、市民生活にも混乱が生じた。

 JR向日町駅(寺戸町)では、改札口付近の支柱が破損し、コンクリートがはがれ落ちて鉄筋の一部がむき出しに。駅関係者が駅舎の安全確認を進めるとともに、通勤や通学の途中の人たちが運行の再開めどを待って列をつくった。

 大阪府高槻市の勤務先へ向かう途中だった京都市下京区の会社員女性(34)は「ホームに止まっている車中で揺れが起きた。強い揺れが数十秒続いて何も考えられなかった。会社へ電話が通じない。被害が大きくないことを祈るばかり」と不安げな表情を浮かべ、スマートフォンで情報を集めていた。

 京都向日町競輪場は、スタンド3階にある特別観覧席の縦約5メートル、横約2メートルのガラス計7枚が割れ、地上に散乱した。このため、18日の場外発売と、19~21日の本場開催の中止を決めた。職員は「開門前でお客さんがいない時間帯でよかった」と胸をなで下ろす一方、「前日入りしている本場開催の出場選手もいたが、帰ってもらわないといけない」と対応に追われていた。

 このほか、寺戸町の介護施設で84歳女性が転倒して頭に軽傷を負って救急搬送された。

 京都西山高は全日、向陽高は午後から休校とした。