島津製作所が発売する液体クロマトグラフの新製品

島津製作所が発売する液体クロマトグラフの新製品

 島津製作所は、検体中の物質を成分ごとに分離し分析する装置、液体クロマトグラフのフラッグシップシリーズ「Nexera(ネクセラ)」を一新し、3モデルを15日に発売する。研究現場の実態に合わせて操作性を向上させたほか、分析結果の信頼性を高め、製薬業界など国内外での販売拡大を目指す。

 研究現場では、熟練技術者の減少で非熟練者でも操作可能な機器が求められているほか、生産性の観点から分析時間の短縮や効率化の需要が大きい。

 新製品は装置の準備や始動、試料の前処理、終了動作を自動化して、安定的な検出や効率化を可能にした。システム設計の最適化で待機電力を大幅に削減し、一般的な使用形態で26%の省エネを達成。分析の信頼性向上は、前の試料の残存や空調による室温変化、検出に用いる光源の熱などの影響を抑える新設計で実現した。

 高速、高精度の分析が可能で、市場拡大が見込まれる高耐圧タイプが中心で、税抜き790万円から。3モデル合わせ、国内外で発売後1年間の販売7500台、350億円を目指す。