須知高の生徒が開発したチーズ(右)と全粒粉クラッカー=京都府京丹波町・須知高

須知高の生徒が開発したチーズ(右)と全粒粉クラッカー=京都府京丹波町・須知高

 京都府京丹波町の須知高の生徒が、地元のワイナリー「丹波ワイン」の求めに応じて、地元の食材を使ったおつまみの商品開発に取り組んだ。飲酒ができない生徒らは、教員にアンケートを取ってワインに合う味を探るなど工夫を重ねて完成させた。

 地元の食材を使ったワインに合うおつまみがなかったことから、同社が話を持ち掛けた。開発したのは全粒粉クラッカーとチーズ。それぞれ同高食品科学科の穀物加工専攻と乳肉加工専攻の2、3年生が作った。

 クラッカーには学校で生徒たちが栽培した小麦を使用。チーズはプレーンとスモークの2種類あり、農芸高(南丹市園部町)の生徒らが手掛ける牛乳を使用した。

 生徒らは教員15人を対象に試食会を開催。チーズの薫製時間や温度によって生まれる味の違う複数の試作品を用意し、アンケート結果を見ながらワインに合う味を追い求めた。

 クラッカーの開発に携わった穀物加工専攻3年南條和真さん(17)は「厚みを均一に伸ばすのが難しかった。素材の味を楽しんでほしい」と話していた。

 同町の丹波ワインハウスで販売している。クラッカー250円、プレーンチーズ350円、スモークチーズ390円で、売り上げの一部を須知高に寄付する予定。