舞鶴港で見つかった白いナマコ(宮津市小田宿野・丹後魚っ知館)

舞鶴港で見つかった白いナマコ(宮津市小田宿野・丹後魚っ知館)

海洋高で飼育されているダイナンギンポの白変種

海洋高で飼育されているダイナンギンポの白変種

 白い体色の海の生き物が、京都府北部の海で相次いで見つかった。宮津市小田宿野の水族館「丹後魚っ知館」では3月に舞鶴湾で見つかった白いナマコを、同市上司の海洋高では生徒たちがダイナンギンポの白変種を4月から飼育している。白い個体は外敵に見つかりやすいため、生き残るのは非常に珍しく、「幸運の象徴」と大切に育てられている。

 白いナマコは体長15センチほど。舞鶴市野原の漁業者が3月29日に発見し、府農林水産技術センター海洋センターに連絡。魚っ知館に預けられた。飼育担当の原口哲史さん(36)によると、生後1年以上の個体と見られ、水槽の中を活発に動き回っているという。新型コロナウイルスの影響で現在は休館中だが、「開館できるようになれば、見に来た来場者に幸運を届けてほしい」と話す。

 海洋高のマリンバイオ部で飼育する白色のダイナンギンポは、体長2センチの稚魚。本来の色は黒色で、成長すると20センチほどになる。色素の減少でごくまれに生まれる白変種で、捕食されやすいため、発見されることはほとんどないという。

 校舎近くの海での実習中に、教諭が見つけた。飼育を担当する同部2年の男子生徒(16)は「小さいため、世話が大変。大きく育ってほしい」と話していた。