社頭の儀で、神禄のフタバアオイを勅使に授ける宮司(15日午後2時26分、京都市北区・上賀茂神社)

社頭の儀で、神禄のフタバアオイを勅使に授ける宮司(15日午後2時26分、京都市北区・上賀茂神社)

社頭の儀で、境内を進む神職ら(15日午前11時4分、京都市左京区・下鴨神社)

社頭の儀で、境内を進む神職ら(15日午前11時4分、京都市左京区・下鴨神社)

 京都三大祭りの一つ、葵祭の最も重要な行事「社頭の儀」が15日、上賀茂神社(京都市北区)と下鴨神社(左京区)で営まれた。平安絵巻を再現した装束行列は2年連続で中止されたが、勅使を迎えた神事がおごそかに行われた。

 葵祭は両神社の例祭。正式には賀茂祭といい起源は6世紀にさかのぼる。社頭の儀は勅使が天皇陛下から託された御幣物(ごへいもつ)などを供える葵祭の中心行事。

 上賀茂神社では午後2時すぎ、勅使が新緑に包まれた境内を進んで橋殿(はしどの)に上がり、国民の安泰などを願う祭文(さいもん)を読み上げて奉納した。宮司は祈願が伝わったことを示す「返祝詞(かえしのりと)」を奏上し、神禄(しんろく)としてフタバアオイを勅使に授けた。

 感染対策で、平安装束をまとう約500人による行列「路頭の儀」や、斎王代による「御禊(みそぎ)の儀」などは昨年に続いて見送られた。