苗を植え付ける早乙女役の学生たち(京都府亀岡市千歳町・出雲大神宮)

苗を植え付ける早乙女役の学生たち(京都府亀岡市千歳町・出雲大神宮)

 京都府亀岡市千歳町の出雲大神宮でこのほど、五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する「御田祭(おんださい)」が営まれた。地元の大学生たちが、昔ながらの早乙女姿で田植えして行事に花を添えた。

 同神社の御田祭は、2012年に84年ぶりに復活した。近年は亀岡にキャンパスがある縁で、京都先端科学大の学生に早乙女役を依頼している。

 この日は、総代など関係者が見守る中、神饌(しんせん)田で宮司の祝詞奏上やみこによる「豊栄(とよさか)の舞」の奉納があった。あいにくの天気だったが、赤や紺の衣装を身にまとった早乙女役が水田に入って早苗を植え付ける神事では、降っていた雨がぴたりとやんだ。

 バイオ環境学部3年の女子学生(20)は「めったにない機会で楽しかった」と満足げだった。神社では今後、育った稲を刈り取る「抜穂祭」や新穀を神前に供える「新嘗祭(にいなめさい)」を執り行う。