見学通路から見える無人化された製造過程(滋賀県栗東市下鈎・日清食品関西工場)

見学通路から見える無人化された製造過程(滋賀県栗東市下鈎・日清食品関西工場)

 日清食品ホールディングス(東京都)は15日、滋賀県栗東市下鈎に建設した袋麺やカップ麺の新しい生産工場を報道陣に公開した。IoT(モノのインターネット)の導入などにより、製品の安全性向上と、コスト削減を図る。今冬の完全操業時には、日清の即席麺工場としては、国内最大規模の生産能力を持つ。

 名称は「関西工場」で敷地面積は約10万平方メートル。投資総額は655億円。同社の新工場は1996年操業の静岡工場(静岡県焼津市)以来となる。

 2017年5月に着工、18年10月に一部操業を始めた。「カップヌードル」や「チキンラーメン」など日清の主力商品を製造し、12月の完全操業時には1日400万食を生産する。

 製品の品質などを一元管理する集中監視室を整備。ロボット技術の活用などで、作業工程を無人化し、生産ラインの人員を従来の半分に減らす。

 同市には現在、即席麺工場の滋賀工場があるが、今後は具材やスープなどの生産への移行を検討している。

 新工場には、製品の製造過程が見学できる通路を設け、具材やスープを選んでオリジナルのカップ麺を作る「マイカップヌードルファクトリー」を設置。市内の小学校の社会科見学を受け入れるほか、将来的には一般公開も行う予定。