富士山を意匠に取りいれた歴代作品が並ぶ春期特別展(京都市上京区・樂美術館)

富士山を意匠に取りいれた歴代作品が並ぶ春期特別展(京都市上京区・樂美術館)

 富士山を意匠に取り入れた茶碗などを集めた春期特別展「樂歴代 富士を見る」(京都新聞など主催)が16日、京都市上京区の樂美術館で始まる。雪を頂いた様子や朝日に染まる姿をモチーフにした茶碗や皿など、歴代の40点余りを紹介する。

 新元号となる5月には、樂家も十五代から十六代へと代替わりをする。大きな時代の節目を、すがすがしく晴れやかに迎えようと主題に据えた。

 大ぶりの茶碗にどっしりとした山容を見せる九代了入作、白雪の風情がまぶしい十代旦入作などそれぞれの「不二之絵黒樂茶碗」が表情豊かに並んでいる。また、十四代覚入作の「晨明(しんめい)」「朏明(ひめい)」「旦明(たんめい)」の三つの茶碗は、光の具合を微妙に変えて展示され、移ろう山を楽しませてくれる。

 6月30日まで、月曜休館。有料。