客席に向かってあいさつをする小澤征爾さん(15日午後6時35分、京都市左京区・ロームシアター京都)

客席に向かってあいさつをする小澤征爾さん(15日午後6時35分、京都市左京区・ロームシアター京都)

 世界的指揮者の小澤征爾さん(83)率いる音楽塾などが主催する歌劇「カルメン」(ビゼー作曲)が15日、制作拠点のロームシアター京都(京都市左京区)で開幕した。2月下旬から舞台を仕込み、海外の歌手や若手音楽家たちが練習を重ねた成果を披露した。

 体調不良で昨年降板した小澤さんは2年ぶりとなる京の舞台に登場。前奏部分で日本や中国などのオーディションで選ばれた塾生オーケストラを指揮した。続いて、欧州や北米でも活躍する指揮者クリスティアン・アルミンクさん(47)がタクトを振った。

 「カルメン」は、美女カルメンと相手役の軍人らが織りなす愛と情熱の悲劇。勇壮な前奏曲や「闘牛士の歌」といった名曲が響く中、米国から搬送した大がかりな舞台装置で、カルメン役のメゾ・ソプラノ歌手サンドラ・ピクス・エディさん(47)や塾生の合唱団メンバーらが熱唱した。

 公演は17日の同シアターに続いて、神奈川、東京を巡演する。