人の腕などが入ったスーツケースが見つかった琵琶湖岸付近(17日午後6時44分、滋賀県彦根市薩摩町)

人の腕などが入ったスーツケースが見つかった琵琶湖岸付近(17日午後6時44分、滋賀県彦根市薩摩町)

 17日午後2時15分ごろ、滋賀県彦根市薩摩町の琵琶湖岸で、近くの男性(83)らが、打ち上げられていたスーツケースの中に人の腕などがあるのを見つけ、市を通じて滋賀県警彦根署に通報した。県警は死体遺棄事件として捜査を始め、身元の特定などを進めている。

 県警捜査1課によると、男性らが発見した時、スーツケースはふたがない状態だった。彦根署員が調べたところ、中から銀色のシートにくるまれた遺体が見つかった。性別や年齢などは不明で、腕は一部白骨化していたという。18日に司法解剖し、死因などを特定するとしている。

 現場はJR稲枝駅の北西約4・5キロで、室戸川の河口付近。

 スーツケースの中を最初に確認した地元老人会の男性(83)によると、ケースは13日ごろには琵琶湖岸近くに浮いていたという。15日には岸に漂着しているのを、仲間と湖岸の清掃活動をしている時に見た。


 ケースは高さ約1メートル、幅約50センチで、黒っぽい布製でチャック式だった。17日昼、チャックが開き中から銀色のビニールシートのようなものがはみ出ているのを老人会の女性(72)が見つけた。女性から確認を求められた男性がシートを少しめくると、中から茶色い肉のようなものが見えたため、動物の死骸かと思い彦根市に連絡。市清掃センターの委託先の人物と中身を確認したところ、白骨化した頭部と手が見えたという。


 男性は「着衣はなく、匂いは感じなかった。どこかから流れ着いたのか」と話し、女性は「清掃活動で見つけたが、気味が悪くそのままにしていた。昔から静かな集落で、まさか死体とは」と驚いていた。