美しい茶畑を眺めながら、茶農家から生産にまつわる話を聞く参加者たち(京都府南山城村田山)

美しい茶畑を眺めながら、茶農家から生産にまつわる話を聞く参加者たち(京都府南山城村田山)

 宇治茶の産地を巡るモニターツアーがこのほど、京都府南山城村や京田辺市であった。観光関係者らが参加し、生産者に茶畑や茶工場を案内してもらい、産地ならではの体験をして茶の魅力を満喫した。

 ツアー化を目指し、宇治茶の郷づくり協議会と、一般社団法人・京都山城地域振興社(お茶の京都DMO)が実施した。通訳案内士や宇治茶ムリエ認定者ら19人が参加した。

 午前は京田辺市で玉露を味わったり、抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)の工場を見学したりした。午後は南山城村の茶畑を訪れ、緑の畝が広がる美しい景色を眺めながら茶農家から生産の工夫を聞いた。

 村では品評会に出品する上質な煎茶を作る茶工場に立ち寄って見学し、機械による作業工程の後、「最後は手の感覚で茶の水分がどれくらいかを確かめている」と説明を受けた。道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」で抹茶に絵を描くアートも体験した。

 中国語の観光ガイドの女性(55)=京都市中京区=は「五感でお茶を感じられた。もっと深く京都を知りたいという需要はあり、お茶の体験は伸びる可能性がある」と話した。