山崎合戦について描いた版画などが並ぶ会場(京都府大山崎町大山崎・町歴史資料館)

山崎合戦について描いた版画などが並ぶ会場(京都府大山崎町大山崎・町歴史資料館)

 京都府大山崎町歴史資料館は、企画展「描かれた山崎合戦」を同町大山崎の同館で開いている。1582(天正10)年の山崎合戦以降に描かれた版画や古地図から、後世の人々がどのように合戦を見ていたかを紹介する。

 会場には、羽柴(豊臣)秀吉が明智光秀を同町付近で破った合戦について、江戸時代以降の版画や屏風(びょうぶ)の写真パネルなど12点を展示した。

 織田信長以降の政治史について描くことを制限していた江戸時代は、応仁(おうにん)・文明の乱にかこつけて山崎合戦を表現した版画などが並ぶ。一方、自由な表現ができるようになった明治時代以降は、合戦中の武将たちを色鮮やかに描いた錦絵も見られ、時代の変遷による作品の違いを楽しめる。「太閤記(たいこうき)」や現地調査から両軍の陣形を分析して作成された古地図からは、当時の人々が合戦に高い関心を寄せていたことがうかがえる。

 21日まで。月曜は休み。入館料200円。中学生以下は無料。16、21日は関連の歴史講演会(無料)もある。問い合わせは同館075(952)6288。