京都市は新型コロナウイルスワクチンの個別接種を巡り、これまで医療機関側の意向を踏まえて大半を非公表としていた姿勢を転換し、6月から全て公表するように改める。医療機関側には通常診療への影響などを懸念して難色を示す意見もあるが、高齢者や今後控える64歳以下の接種を進めるため、希望者が予約できる対象を広げる方向に舵を切った。

 京都市は個別接種を高齢者など住民向け接種の中心に位置付けるが、当初公表したのは接種を行う医療機関の2割弱にとどまった。公表された一部の医療機関は予約の電話が鳴りっぱなしになり、早朝から行列ができる事態にも発展。それを嫌ってさらに公表数が減るという「悪循環」が起き、現在の公表数は1割以下にまで落ち込んでいる。

 今月20日には公共施設などでの集団接種の予約受け付けが始まる。京都市は8月までに高齢者約3万2千人が……