大規模接種センターでワクチン接種業務を当たる自衛官や民間の看護師ら(大阪府立国際会議場)

大規模接種センターでワクチン接種業務を当たる自衛官や民間の看護師ら(大阪府立国際会議場)

 新型コロナウイルスワクチン大規模接種センターの取材を巡り岸信夫防衛相が毎日新聞と朝日新聞出版に「悪質」と抗議したことについて、日本新聞労働組合連合(新聞労連、吉永磨美委員長)は21日、「行政機関が、施策の欠陥を指摘した取材手法を非難することは取材や報道の萎縮を招きかねず、容認できない」とする声明を公表した。

 「重大な不正行為の可能性や欠陥を見つけた時、独自に事実を確認し報道するのは、ジャーナリズムの倫理に基づいた行動」と指摘。取材手法は「メディアが自発的に検証、議論すべきもので、公権力に制されるものではない」としている。

 毎日新聞と朝日新聞出版はワクチン接種予約システムについて、実在しない接種券番号や市区町村コードで予約できるとニュースサイトで指摘。架空の数字を入力して検証したことを明らかにした。

 これについて岸防衛相が抗議したほか、安倍晋三前首相はツイッターで「愉快妨害犯」などと発言していた。