京都地裁

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 覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた女性(37)の判決公判が29日、京都地裁であり、入子光臣裁判官は「被告の意思を制圧した無令状の捜索だった」と捜査手続きの違法性を認め、無罪(求刑懲役3年)を言い渡した。


 女性は昨年5月、府内で覚せい剤を使用したとして起訴された。公判で弁護側は、職務質問に続いて行われた居室での捜査に違法性があるなどと主張していた。
 入子裁判官は、京都府警山科署の捜査員が行った居宅の捜索について「嫌疑の具体性は乏しい」と指摘。住居は生活の平穏やプライバシーが強く保護される領域だとした上で「捜査員が玄関ドアを手で押さえたり、断りなく玄関に座り込むなど女性の意思を制圧するなど個人的法益を大きく侵害している」と判断した。