たけだけしい掛け声とともに、日牟禮八幡宮を出発する左義長(16日午後2時15分、滋賀県近江八幡市宮内町)

たけだけしい掛け声とともに、日牟禮八幡宮を出発する左義長(16日午後2時15分、滋賀県近江八幡市宮内町)

 湖国に春の訪れを告げる「左義長まつり」(国選択無形民俗文化財)が16日、滋賀県近江八幡市宮内町の日牟禮(ひむれ)八幡宮一帯で始まった。華やかな左義長13基が町衆に担がれ、旧市街を練り歩いた。

 戦国時代の安土城下で始まり、織田信長も参加したと伝わる。スルメやハルサメといった食材を使い、その年のえとをかたどった飾り物を左義長の正面に据えるのが特徴だ。今年も地区ごとに丹精込めて仕上げたイノシシが出そろった。

 13基は午後2時に八幡宮を出発した。「チョウヤレ」「マッセ」と威勢の良い独特の掛け声に合わせて、赤い短冊を付けた左義長が左右に揺れた。情緒ある街並みは見物客であふれ、熱気に包まれた。

 17日は午前中から夕方にかけて八幡宮の馬場で左義長同士を激しくぶつけ合う「ケンカ」、午後8時から左義長に火を放つ「奉火」が営まれる。