八木城跡の近くを走る道路。愛称は「ジョアン通り」に決まった(京都府南丹市八木町八木)

八木城跡の近くを走る道路。愛称は「ジョアン通り」に決まった(京都府南丹市八木町八木)

愛称の「ジョアン通り」をお披露目する市職員ら (南丹市園部町・市役所)

愛称の「ジョアン通り」をお披露目する市職員ら (南丹市園部町・市役所)

 京都府南丹市は、同市八木町の八木城跡近くを走る道路の愛称を「ジョアン通り」に決めた。秋ごろまでに、名称を記した標識を置く方針。八木城を治めたキリシタン武将内藤ジョアン(如安)を発信し、地域に対する住民の愛着を深める。 

 八木城を落としたとされる明智光秀を主人公とする大河ドラマで八木が注目され、ジョアン没後400年も5年後に迫る中、八木城跡やジョアン顕彰碑などの近くを走る市道本郷垣内線など約2・4キロの愛称を募集。地元や北海道や沖縄などから計300近い案が寄せられた。検討委員会で数を絞った上で、覚えやすく、数も多かった「ジョアン通り」を西村良平市長が選んだ。西村市長は「歴史を知らない人にも関心を持ってもらうきっかけになる」とする。

 イベントで発表する予定だったが、新型コロナウイルスのため中止となり、20日の記者会見で市職員が愛称の文字をシャツの背中に付けて披露した。市は寄付を元手に、石製の標識を複数置く。

 内藤一族の末裔(まつえい)で、10月に同市園部町で上演されるジョアンのオペラで主演する内藤大さん(54)=兵庫県明石市=は「響きに品があり、地域に根ざして末永く親しまれる愛称になると期待する」とした。