たかしま市民協働交流センターに生けられているユリノキの花と澤田さん(高島市今津町中沼1丁目)

たかしま市民協働交流センターに生けられているユリノキの花と澤田さん(高島市今津町中沼1丁目)

はなのみち沿いのユリノキ。高い位置に花が咲いている(高島市今津町今津)

はなのみち沿いのユリノキ。高い位置に花が咲いている(高島市今津町今津)

 滋賀県高島市今津町の通称「はなのみち」沿いにある街路樹のユリノキが、淡い黄色の花を咲かせている。花を見つけた近くの澤田清さん(91)は「50年近く見てきたが花を咲かせたことはなく、なぜ今年になって咲き始めたのか不思議」と話す。

 ユリノキは北米原産のモクレン科の落葉高木で、花は5~6月ごろに見頃を迎える。

 澤田さんは、はなのみち沿いを草花で彩るボランティアグループ「美化活動はなのみち」の代表。プランターや花壇の花の世話をする傍ら、大きく成長するユリノキが強風などで倒れたりしないか心掛かりで、よく見上げていたという。

 これまでは花びらなどが落ちてくるなど花が咲いた形跡は確認できなかったが、今月19日、地上5~6メートルほどで開花しているのを見つけた。はなのみち沿いには16本のユリノキがあり、つぼみをつけている木もある。市都市政策課によると、街路樹は定期的に枝葉を剪定(せんてい)しているが、昨年はユリノキでは行わなかったという。

 京都府立植物園によると「一般的に、ユリノキは若いうちは花を咲かせないと言われている。街路樹なのでこれまでの剪定の影響もあるかもしれないが、植えられてから年数が経過して花芽を付ける枝が充実してきたのかもしれない」という。

 花は高い位置にあるため間近で見ることは難しいが、花瓶に生けられた直径6センチほどの1輪が、たかしま市民協働交流センター(同市今津町中沼1丁目)で展示されている。