八木町神吉地区の活性化の取り組みを報告する女性たち(南丹市日吉町)

八木町神吉地区の活性化の取り組みを報告する女性たち(南丹市日吉町)

 京都府南丹市の農山村集落の活性化活動を紹介する報告会が16日、同市の日吉町生涯学習センターであった。住民団体が地域資源を生かしたイベントや商品開発、定期市などを紹介し、過疎高齢化に負けない取り組みの知恵や元気を共有した。

 報告会は市が活性化の取り組みを広げようと初めて開いた。八木町神吉地区の手作り市「風の市」を催す女性グループや、美山町でサバのなれずしを伝える下地区、とち餅を生産する栃原地区、桑で都市交流するNPO法人京都桑田村など6団体が発表した。

 日吉町の「中世木ビジョン委員会」は、棚田を生かした「ひな祭り」や希少植物セツブンソウを楽しむ催しのほか、婚活イベントがカップルの移住につながった実績を紹介した。吉田辰男代表(67)は「イベントを通じて村に団結力が出た。限界集落から、みんなが元気で快い『元快集楽』を目指したい」と語った。

 園部町の「天引区の活性化と未来を考える会」は、2012年から地元の自然や生き物の再発見や野菜市などに取り組んでいると報告した。自由な発言をルールにした運営委員会や集落の情報を集めたニュースの発行で、原田久事務局長(67)は「過疎高齢化で無力感に覆われていたが、情報がオープンになり、発言の自由が保障されたからこそ自ら動き始めた」と振り返った。