縁起の良い「龍頭瓦」などが並んだ特別展(宇治市宇治・平等院ミュージアム鳳翔館)

縁起の良い「龍頭瓦」などが並んだ特別展(宇治市宇治・平等院ミュージアム鳳翔館)

 天皇陛下の在位30年と退位、皇太子さまの即位を慶祝し、皇室ゆかりの文化財や資料を紹介する特別展「景星鳳凰(けいせいほうおう)-慶賀を言祝(ことほ)ぐ」が16日、京都府宇治市宇治の平等院ミュージアム鳳翔館で始まった。

 平等院の塔頭(たっちゅう)・浄土院の大書院は、後醍醐天皇が1331年の笠置山の戦いに敗れ、「三種の神器」を持って滞在したと伝わる。明治天皇も平等院をはじめ宇治へ行幸されるなど、皇室と平等院のゆかりは深い。

 特別展は、徳の高い天子の誕生を祝うため舞い降りたとされる鳳凰像(一対、国宝)と、鳳凰堂の屋根に用いられた国内最大で最古級の「龍頭(りゅうず)瓦」(一対、室町時代)を、長久の繁栄を願って展示している。

 明治天皇が宇治に行幸中に西南戦争の挙兵を知ったことがうかがえる「緊要叢誌(きんようそうし)」や、行幸の際に使われたとされる火鉢「明治天皇所用手あぶり」など初公開の品々も並ぶ。5月24日まで(4月中旬に展示替えを予定)。拝観料が必要。