集団接種の予約を試みる市民(京都市)

集団接種の予約を試みる市民(京都市)

 京都市は26日、在宅の高齢者向け新型コロナウイルスワクチンの集団接種予約について、これまでの「先着順」を改め、希望者の予約をいったん全て受け付け、市が日時や場所を指定する方法に変更する、と発表した。31日から6月6日までを登録期間とし、対象者には接種日の1週間前までに市から連絡する仕組みで、予約が殺到した事態の再来を防ぐ。

 今月20日にあった1回目の予約では約1万4千人の枠を設け、接種日時や会場を予約時に決めていた。しかし、インターネット、電話ともに予約が集中し、ネット分(7千人)は25分間で枠がすべて埋まり、電話も終日、コールセンターにつながりにくい状態が続いた。高齢者から不満の声が噴出し、「早い者勝ち」の予約の在り方にも疑問の声が上がっていた。

 31日~6月6日の登録期間に接種希望の予約を受け付けるが、日時や場所の指定はできない。場所は基本的に居住地の行政区で割り振り、日時については年齢などで優先順位は設定せず、無作為抽出で行う。

 受け付けはコールセンターとポータルサイト。接種券番号(10桁)と名前、生年月日、連絡先を用意しておく。日時と会場はセンターから接種日1週間前まで電話連絡が入る。指定された日時などの都合が悪い場合は変更も可能。登録期間終了後も予約は受け付け、空いている会場を案内するという。

 26日午前、記者会見を開いた門川大作市長は「(1回目の予約は)先着順で混乱を招いた」と陳謝し、「これを教訓に改め、7月末までに接種できる安心感を持ってもらいたい」と述べた。地域の医療機関で行う個別接種について8月以降に予約がずれ込んでいる人も集団接種を予約できる。その場合、医療機関への予約を本人が解除する必要がある。

 市の集団接種は公共施設などの16カ所。29日から8月1日まで実施される予定。