京都府庁

京都府庁

 京都府は27日、新型コロナウイルスに感染して宿泊療養施設のホテルで療養していた60代の男性が亡くなったと発表した。施設療養者が死亡したのは府内では初めてで、男性は基礎疾患があったという。

 府によると、男性は17日にせきや喉の痛みを訴えて19日にPCR検査で陽性が判明、翌20日に宿泊療養施設に入所した。39度台の高熱が出る時もあり、診察した医師が鎮痛解熱剤を処方し、看護師が1日5、6回の健康観察も行っていた。

 25日夜に看護師が男性と電話して体温を知らせるよう求めたが、26日の朝まで連絡がなかった。昼まで複数回にわたり電話したものの応答がなかったため、午後1時10分ごろに看護師が部屋を訪問して男性が倒れているのを発見した。搬送先の病院で死亡が確認されたという。

 亡くなった日の午前7時~午後1時ごろは医師が不在だった。連絡が取れなくなってすぐに部屋に向かわなかったことなど今回の対応を巡っては「専門家による検証が必要と考えている」としている。

 京都府が5月22日現在、新型コロナの宿泊療養施設として確保しているのは京都市南区と下京区のホテル2カ所で計826室。20日時点で278人が療養している。

 京都市は5月7日、新型コロナウイルスに感染した京都市内の20代男性が自宅療養中に死亡した事案を受け、入院基準に該当しない感染者には原則として宿泊療養施設に入ってもらうよう対応を改めている。