「地元の人に愛される場所にしたい」と意気込む長男の晃央さん(中央)と戸石さん夫妻=京丹波町高岡

「地元の人に愛される場所にしたい」と意気込む長男の晃央さん(中央)と戸石さん夫妻=京丹波町高岡

 京都府警の元警察官の夫婦が、京都府京丹波町高岡に高齢者福祉施設「交流広場 ひまわりの里」をオープンした。介護福祉士の資格を持つ長男と家族3人で営み、「地域の人々に愛される場所にしたい」と意気込む。

 戸石節子さん(51)と益央さん(58)。ともに交通畑を歩み、府内各署で事故捜査や事故防止教室などの場を通じ、市民の安全を守ってきた。介護職に就いた長男晃央さん(27)の仕事ぶりを見て、お年寄りの生活を支える福祉の道に魅力を感じるように。2019年に益央さん、翌年には節子さんも退職し、「第二の人生を家族で歩みたい」と、夫婦で訪問介護員の資格を取った。

 京都府京田辺市から節子さんの故郷でもある同町に移り住み、今年2月から訪問介護をスタート。利用者の自宅で、入浴や排せつを助ける。介護に特化した施設と異なり、狭い浴室や室内に段差がある在宅介護は肉体的にも厳しい仕事だが、培った体力や日夜を問わない勤務への対応など「警察官時代の経験が生きているかもしれない」とほほ笑む。

 25日にオープンしたひまわりの里は、木の香りが漂うぬくもりある施設。憩いの場となるダイニングや広い浴室、畳の個室を備える。毎週月曜と水曜に、高齢者向けのサロンを開くほか、6月から開始予定のデイサービスは介護認定の有無を問わず利用できる。

 施設の代表管理者を務める晃央さんは「介護職は女性が多く、力のある男性は重宝されることが多い。あって良かったと思ってもらえる場所にしていきたい」と意気込む。

 問い合わせはひまわり介護0771(82)0087。