八代家元を継承し献茶に臨む速水宗燕新家元(手前)=17日午前10時35分、京都市左京区・聖護院

八代家元を継承し献茶に臨む速水宗燕新家元(手前)=17日午前10時35分、京都市左京区・聖護院

 茶道速水流の代襲継承奉告(ほうこく)式が17日、京都市左京区の聖護院で行われた。約350人の参列者を前に、速水宗燕(そうえん)新家元(36)が仏前に献茶し、八代家元として励むことを誓った。

 昨春、七代宗樂(そうがく)家元の喜寿を節目に代替わりをすることを明らかにし、準備を進めてきた。式は宮城泰年門主を導師に営まれ、新家元が2000年の役行者一千三百年遠忌の際に同流が寄贈した乾山写(うつし)の茶道具などを用いて、濃茶と薄茶を献じた。続いて宮城門主から、流祖の古書からひいた「燕」の一字をとった茶号を、同時に七代家元には「任然(にんねん)」の茶号が贈られた。

 宗燕新家元は七代家元の長男で07年に同院で得度、08年から宗広若宗匠として国内外での献茶や、東京に稽古場を開設するなど普及に努めてきた。式を終えて「『敬和清寂』の理念を掲げ、『燕』の一字を今後の命題として精進していきたい」とあいさつした。

 式後、下京区のホテルで約430人を招いた披露祝賀会も催された。