鮮やかな色使いや独創的な発想力が光る静香さんの作品

鮮やかな色使いや独創的な発想力が光る静香さんの作品

洋画家だった祖父のように、創作に没頭する静香さん(京都市上京区)

洋画家だった祖父のように、創作に没頭する静香さん(京都市上京区)

 ダウン症で生まれ、絵の創作に打ち込む信田静香さん(15)=京都市上京区=が、初の個展を21日から同区のギャラリーで開く。夢の世界に迷い込んだような気分になれる色鮮やかな作品約80点を並べる予定で、静香さんは「色んな人に楽しんでもらえたらうれしい」とほほえむ。

 静香さんは文化人類学者信田敏宏さん(50)の長女。洋画家だった亡き祖父大熊峻(おおくましゅん)さんを見て育ち、昨年頃から絵に強い興味を持ち始めた。好きな音楽をかけながら、長い日は数時間も創作に没頭するように。ペンや顔彩を使い、色鮮やかな動物や独特のパターンアートを描く。

 一家はダウン症の子育てをつづった著書「『ホーホー』の詩ができるまで」でも知られており、両親は静香さんの可能性を信じ、本人が興味を持つことは何でも根気よく教えてきた。今ではスマートフォンやライン(無料通話アプリ)も自在に使いこなし、ピアノや漢字の読み書きも得意。取材にも大人顔負けの堂々とした言葉で応じてくれる。

 今回は発表の場を作ってあげたいと、両親が展示を企画。母知美さん(48)は「絵を見て、心の中にこんな思いがあるんだと初めて知った。展示を通じて新たな出会いが生まれたら」と願う。クサカベギャラリー(同区椹木町通智恵光院西入ル)で午前11時~午後5時。静香さんは午後1~4時在廊。24日まで。