米澤さんが地元生産者のもとで選んだ野菜がたっぷり入った日替わりランチ

米澤さんが地元生産者のもとで選んだ野菜がたっぷり入った日替わりランチ

ランチの準備をしながら客と談笑する米澤さん(右)=舞鶴市喜多

ランチの準備をしながら客と談笑する米澤さん(右)=舞鶴市喜多

 見た目はふつうの一軒家。「おうちカフェ」(京都府舞鶴市喜多)の看板に誘われて中に入ると、女性の和やかな談笑の声が聞こえてきた。2人はこの店で友達になったという。「お客さん同士は不思議とつながっていく」と店主の米澤典子さん(50)。地元産野菜たっぷりのランチを食べながら、私もだんらんに加わった。


 店は2017年まで助産院として使われていた民家で、フローリングが敷かれたダイニングキッチンと、和室2部屋がある。院の移転で空き家となっていたが、18年に米澤さんがカフェを開業。ゆったり落ち着ける空間にしたいと、「おうちカフェ」と名付けた。


 キュウリ、トマト、タマネギ、お米―。日替わりランチの食材は、地元生産者のもとに足を運んで得たものばかり。「母の実家が農家だから、顔のみえる人から買う感覚が染みついている」。


 20年近くカフェで働いてきた経験も生かし、料理の彩りや食器選びにもこだわる。味付けは慣れ親しんだ母の料理が参考で、ハンバーグやチキンカツなどが人気。「ほっとできる家庭の味」にしたいという。


 カフェを訪れる人は年齢も性別も幅広く、1人暮らしの人も多いという。常連の中澤景子さん(65)は「温かい雰囲気で、1人でも入りやすいお店。初めて会う人同士でも自然と会話が弾み、いい出会いがたくさん生まれた」とほほ笑む。


 米澤さんは「カフェで生まれる人のつながりが好き。これからも、人と人の縁を結ぶ場でありたい」と思いを込めた。

 おうちカフェ Come Come 舞鶴市喜多817-3。木・金・土曜の午前11時~午後4時。予約優先。080(4012)0673。