マッチョ体形の人向けに作られたジャケットを持つ開発者の金谷さん(京都市中京区・一杢)

マッチョ体形の人向けに作られたジャケットを持つ開発者の金谷さん(京都市中京区・一杢)

 鍛え上げた分厚い胸板や太い腕のせいで体に合う服がない―。「マッチョ」な体形の人の悩みに応えるジャケットを、作務衣(さむえ)や和風スーツを手掛ける一杢(いちもく)(京都市中京区)が開発した。逆三角形の上半身に合うようサイズや素材を工夫した。

 企画したのは同社事業マネジャー、金谷弘幸さん(36)。身長179センチ、体重72キロ、胸囲100センチと恵まれた体形だが、肩幅が広く10代から服選びに苦労してきたという。趣味のサーフィンで肩や腕回りは一層太くなり、「体に合わせて大きなサイズのジャケットを選ぶと着丈が長く、見た目が悪くなる」と悩みを募らせていた。
 

近年の筋トレブームもあって「潜在需要は多いはず」と、約3年前に商品化に着手した。専用の型紙から縫製したサンプルをマッチョ体形のモデルの友人やラグビーをする社会人らに試着してもらい、改善を重ねて完成させた。体の大きさを表す新ブランド「GATAI(ガタイ)」を立ち上げ、4月に発売した。

 サイズ展開を身長、肩幅、胸囲で異なる8種類に細分化し、生地は伸縮性があるストレッチ素材を活用した。下半身のマッチョ向けに、太もも周りが大きいパンツも作った。

 「ニッチな市場ではあるが、同じ悩みを持つ人に着てほしい」と金谷さん。ジャケットは1万9800円、パンツは1万3200円で、色は紺のみ。クラウドファンディングサイト「Makuake」で6月6日までは割引価格で販売する。