コロナの自粛疲れを癒やすイベントの打ち合わせをする旅館担当者と事業者(亀岡市薭田野町・渓山閣別館 京料理さくら)

コロナの自粛疲れを癒やすイベントの打ち合わせをする旅館担当者と事業者(亀岡市薭田野町・渓山閣別館 京料理さくら)

 京都府亀岡市薭田野町にある湯の花温泉の旅館「渓山閣」が、新型コロナウイルスの影響で休館している施設を、地域の催し会場などに提供する取り組みを始める。6月5日には、健康や美容、食のブースを回って「コロナ疲れ」を癒やすイベントが初めて開かれる。

 渓山閣別館の「京料理さくら」はコロナが感染拡大した昨春から休館し、本館内に機能を移して営業している。国の「Go To トラベル」事業で客が戻った夏ごろは、密集を避けるため夕食会場に使うこともあったが、感染再拡大後はほとんど稼働していない。手入れされた庭園や宴会用の広い空間を何かに生かせないかと、市内の事業者と相談を重ねてきた。

 6月には、コロナによる自粛疲れを癒やしてもらう催し「街かどリラクゼーション」を行う。これまでは占いやハンドトリートメント、雑貨販売の事業者たちがガレリアかめおか(余部町)で大々的なイベントを開催してきたが、コロナの影響で2年連続できてきない。今回、感染対策を十分に取った上で約15店が並ぶ。駐車場ではキッチンカーの出店もあり、利用者には温泉の割引がある。

 おかみの上村礼子さん(60)は「お客さんは近くで少しほっとできる場所を求めている。会場を提供することで、みんなでコロナを乗り越えたい」と話す。午前11時~午後4時。