広島県北広島町に伝わる神楽の豪華な着物が並ぶ会場(京都府福知山市大江町仏性寺・日本の鬼の交流博物館)

広島県北広島町に伝わる神楽の豪華な着物が並ぶ会場(京都府福知山市大江町仏性寺・日本の鬼の交流博物館)

 広島県北広島町に伝わる神楽の装束を展示する「芸北石見神楽の面と衣装」が、京都府福知山市大江町仏性寺の日本の鬼の交流博物館で開かれている。豪華な着物や迫力ある面に来館者が見入っている。

 日本の鬼の伝説や文化について考える「鬼シンポジウム」が同町で開かれるのに合わせ、企画した。島根県の石見神楽が伝わり、現在は50以上の神楽団がある広島県北広島町で使われている35点を並べた。
 鬼退治の演目「大江山」の鬼役が着る竜の柄が入った金色の着物や、和紙で作られた酒呑童子や般若、姫などの面を展示。錫杖(しゃくじょう)や瓢箪(ひょうたん)、薙刀(なぎなた)といった道具のほか、神楽団の演技の写真も並ぶ。
 同館によると、神楽は神への奉納が始まりだが、戦後から物語性が高くテンポも速い演目が創作され、見る人を意識して衣装や道具に凝るようになったという。塩見行雄館長は「間近で見られる機会はあまりないので、じっくり眺めてほしい」と話している。
 12月1日まで。午前9時~午後5時。月曜休館。入館料が必要。