園部藩についてアルファベットのキーワードで紹介する冊子(南丹市園部町)

園部藩についてアルファベットのキーワードで紹介する冊子(南丹市園部町)

 京都府南丹市の南丹市歴史探勝会は、園部藩についてアルファベットのキーワードで読み解く冊子「園部藩立藩400年AtoZ」を作成した。園部城や藩主の小出氏、城下町の様子などの逸話を紹介して江戸時代の南丹市園部町について思い巡らせる一冊となった。


 「AtoZ」は福知山公立大特任准教授の塩見直紀さんが提唱し、土地や人物などを26のアルファベットの頭文字にしたキーワードで表現する。
 Aでは明智光秀で園部藩に仕えた小畠氏が光秀の丹波攻めに協力したことを記述。Cは園部城で築城当初は規模としては城のものの、櫓(やぐら)を建てる許可が江戸幕府から降りず、陣屋にとどまったと説明。Qでは「なぜ、小出氏が10代続いた?」として、藩主一族が変わらずに江戸時代を通して、小出氏が治めたことを珍しい事例と指摘している。
 園部川の流れを変えてつくったとされる城下町(J)や園部藩領は曹洞(そうとう)宗の禅宗寺院(Z)が多いことなどを紹介している。小畠寛会長(82)は「園部藩がどういう形でつながってきたのか知ってほしい」と話す。
 4千部作成。立藩400年記念イベントなどで無料配布した。市役所などにも置く予定。