クライマックスの奉火で、火の粉を舞い上げて燃える左義長(17日午後8時10分、近江八幡市宮内町・日牟禮八幡宮)

クライマックスの奉火で、火の粉を舞い上げて燃える左義長(17日午後8時10分、近江八幡市宮内町・日牟禮八幡宮)

 滋賀県近江八幡市の「左義長まつり」(国選択無形民俗文化財)は17日夜、同市宮内町の日牟禮(ひむれ)八幡宮で華やかな左義長13基を燃やす「奉火」を行い、最高潮を迎えた。高さ約7メートルの左義長から舞い上がった炎が、春の夜空を焦がした。

 この日の日中は、各町の若者が穀物や海藻で作った左義長を担いで、旧市街地や八幡宮の境内を練り歩いた。左義長同士を勇壮にぶつけ合う「組み合わせ」も演じた。

 午後8時ごろ、八幡宮に集まった左義長5基に火が放たれた。パチパチという音とともに、火の粉が勢いよく舞い、火柱が上がった。その後、残りの8基も順番に点火された。

 燃えさかる左義長の周囲では、各町の若者が肩を組みながら「マッセ、マッセ」と威勢のいい声をあげ、観客たちは炎に照らされながら迫力ある光景に見入っていた。