現代美術作家の杉本さんが制作したふすま絵(京都市東山区・両足院)

現代美術作家の杉本さんが制作したふすま絵(京都市東山区・両足院)

 京都市東山区の建仁寺塔頭(たっちゅう)・両足院で29日、国内外で活躍する現代美術作家の杉本博司さんが制作したふすま絵と掛け軸が報道関係者に公開された。杉本さんの写真作「放電場」を大胆に配したふすま絵が禅寺に新たな調和を生んでいる。

 杉本さんと両足院の7年来の交流を縁に制作を企画した。「放電場」は暗室で発生させた電流をフィルムに直接焼き付けた作品で「雷」をイメージする。インクジェットの技術で和紙に印刷し、計8枚(高さ約1・5~1・8メートル、全長約7メートル)のふすまに仕上げた。

 背面では雨を表現しており、伊藤東凌副住職(41)は「両足とは知恵と慈悲。ふすま絵では光と水で表現され、まさに両足院を表す作品になった」と話している。

 一般公開は11月1~14日。9月からホームページで予約を受け付ける。