栗東市役所

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 滋賀県栗東市議会は31日、たばこ小売業者2社への貸付金計9億円が市に返済されていない問題を巡り「当時の市の判断に迅速性がなく、対応が遅かった」と総括し、市に対して問題の経緯を市民へ丁寧に説明するよう求める提言を出した。

 市は2000~03年、低利融資を認めた企業事業資金貸付条例に基づき2社に計10億円を貸し付けたが、9億円が返済されず実質的な回収額は約393万円にとどまっている。

 提言は同日の臨時会で企業事業資金貸付金特別委員会の委員長報告として出された。市が18年に強制執行として行った破産申し立てについて「時期が遅かった」と指摘。「議会に対し十分な説明が不足していた」と問題視し、市が現在進める火葬場整備や環境センター更新など大型事業に関して意思形成過程を明瞭にするよう要求した。

 野村昌弘市長は議会後「自治連合会との協議の場では既に説明をしたが、今後も継続して市民に説明していきたい」と述べた。