【資料写真】門川大作・京都市長

【資料写真】門川大作・京都市長

 京都市は31日、新型コロナウイルスワクチンの個別接種を行っている医療機関を全て公表するとの方針を撤回した。市内では約800カ所の病院や診療所で個別接種を実施しているが、市は医療機関の意向を踏まえて9割以上を非公表としている。

 市によると、公表によって問い合わせが増加し、通常診療に影響が出るとの懸念が医療機関に多くあることが撤回の理由という。

 現在は公表数が限られることから、かかりつけ医のいない高齢者は個別接種の予約先を探すことが困難になっている。こうした状況を受け、門川大作市長は今月19日に記者会見を開き、京都府医師会と連携して個別接種が受けられる医療機関を6月1日に全て公表すると発表していたが、10日余りで断念した格好だ。