式包丁で、包丁とまなばしを用いてビワマスを切り上げる小川さん(左)=大津市坂本・日吉大社

式包丁で、包丁とまなばしを用いてビワマスを切り上げる小川さん(左)=大津市坂本・日吉大社

 料理界の発展を祈り、古包丁を埋納する神事「庖丁(ほうちょう)まつり」が2日、大津市坂本の日吉大社で営まれた。包丁道の流派「清和四條流」が、手を触れずに鮮魚を調理する式包丁を鮮やかな手際で披露した。

 清和四條流の小川勝義さんが切り型「十六紋の琵琶鱒(ます)」を西本宮拝殿で披露した。ビワマスを包丁と「まなばし」と呼ばれる長い箸だけで切り上げ、奉納。宮司らが各地の料理人から寄せられた古包丁を塚に納めた。

 庖丁まつりは、日吉大社の西本宮など三社に食物調理の神をまつった「竈殿社(かまどのやしろ)」があることから、毎年営まれている。例年は京都府からも料理人が参列するが、今年は規模を縮小した。