高島ちぢみを使ってウエディングドレスを製作した遠藤さん。素材のふわりとした持ち味を、スカートのラインなどに生かした(滋賀県高島市・高島まるごと百貨店)

高島ちぢみを使ってウエディングドレスを製作した遠藤さん。素材のふわりとした持ち味を、スカートのラインなどに生かした(滋賀県高島市・高島まるごと百貨店)

 飾を学ぶ滋賀県立大生が、高島市特産の「高島ちぢみ」を使って仕立てたウエディングドレスが、市観光物産プラザ(同市新旭町旭1丁目)に展示されている。卒業制作の作品で、ちぢみのふわりとした風合いを生かした一着。「肌着の印象が強いが、それにとどまらない、ちぢみの用途の幅広さを知ってほしい」と話す。

 作者は人間文化学部4年の遠藤颯希(さつき)さん(22)。創作のきっかけは昨夏、ゼミの授業で同市の工場を訪問し、高島ちぢみの反物が織り上がるのを見たことだった。「シボ」と呼ばれる凹凸がある独特の質感に「ボリュームがあってきれい。ドレスにも使えるのでは」と思いついた。

 20~30代の「大人の女性」が身につける「品とかわいらしさを併せ持った」ドレスがコンセプト。ウエストから裾に向かって大きく膨らむスカートのラインや袖のフリルに、ちぢみの持ち味を生かした。

 胸元や袖にラメ糸で刺しゅうをあしらい、ビーズなどで装飾を施した。「ちぢみは薄くてしわになりにくい。作り手としても扱いやすい布地だった」と話す。

 遠藤さんは「高島の人は一目でちぢみと気づき、意外な組み合わせに驚いてくれる。刺しゅうなど細かな部分も含めて見てもらえたらうれしい」と語る。

 展示は24日まで、同プラザ1階の「たかしま・まるごと百貨店」で。19日は休み。