福を招くとされる「たちばな」を受け取る参拝者(京都府伊根町本庄浜・浦嶋神社)

福を招くとされる「たちばな」を受け取る参拝者(京都府伊根町本庄浜・浦嶋神社)

 浦嶋子(浦島太郎)を祭る京都府伊根町本庄浜の浦嶋神社で17日、長寿や五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する延年祭が営まれた。おみくじや餅まきのほか、同町の河来見地区に伝わる「翁三番叟(おきなさんばそう)」の奉納があり、地元住民らでにぎわった。

 同祭は、浦島太郎に仕えたと伝わる三野家の子孫たちが代々、取り仕切っている。この日は神事の後、竹に木の皮を巻きつけて真綿で包み、チシャノキの枝に付けた縁起物「たちばな」を参拝者に授与。地元住民でつくる「翁会」のメンバーたちがきらびやかな衣装を身に着けて伝統の舞を披露した。

 おみくじで最も御利益があるとされる一番棒を当てた伊根中1年の男子生徒(13)=同町本庄上=は「当たってうれしい。もらった餅は福を分ける意味で地域の人たちに配ります」と話していた。