熱中症のリスクを可視化するミツフジのリストバンド型ウエアラブルデバイス

熱中症のリスクを可視化するミツフジのリストバンド型ウエアラブルデバイス

 繊維メーカーのミツフジ(京都府精華町)は、脈拍から熱中症のリスクをとらえるリストバンド型ウエアラブルデバイス「ハモンバンド」を発売した。大手製造業や建設業など10社以上が導入を決定している。


 ミツフジは導電性繊維を活用し、心拍情報を取得するスマートウエア「ハモン」を製造する。大手ゼネコン前田建設工業、産業医科大(北九州市)との共同研究で、心拍情報から深部体温の変化量を推測する技術を開発、着衣型よりも手軽に使えるよう応用した。

 熱中症のリスクは初期段階では分かりにくく、自覚症状が出た時点では重症化しているケースが多いため、事前にリスクを可視化する。深部体温が上昇し始めると、バンドの発光ダイオード(LED)ライトが黄色に点滅、リスクが高まると赤色になるなど、3色のライトと振動で警告する。通信は不要なため、電波の受信環境が不安定な建設現場などでも利用できる。

 希望小売価格9900円。年間10万台の販売を計画する。