京丹後市役所

京丹後市役所

 京都府京丹後市は3日、市長・副市長・教育長の特別職による市職員へのハラスメントを防止するための「ハラスメント防止委員会」を新たに設置すると発表した。3月に中山泰市長が議会事務局長に対し、威圧的な発言をするハラスメントがあったことを受けた措置で、近く発足する予定。市によると府内の自治体で初の取り組みという。

 市によると、委員会は、市の顧問弁護士とは別の弁護士や大学教員ら識者4人で構成。職員が特別職からハラスメントを受けた場合、弁護士が相談窓口となり、委員会で事実確認の調査、審議を行い、審議の結果を市長に報告する。報告内容は公表され、当該の特別職の進退は自身の判断に委ねる方針。

 中山市長の説明によると、3月9日、市議会一般質問での市長の見解を巡り、議員控室で議長と「政治的な論争」になった。直後、議長と入れ替わりに入室した事務局長に対して「議長を呼んでこい」などと声を荒らげて詰問したという。後日、事務局長に謝罪したほか、市議会でハラスメントに対する問責決議案が可決された。

 委員会では、3月のハラスメント問題以外に、中山市長が就任した昨年5月以降にもハラスメントがあったかどうかについても調査、審議する。中山市長はこの日の会見で「二度とこのようなことがないよう自覚を持ち、(委員会の審議内容を)真摯(しんし)に受け止めて、職務を遂行していく」と述べた。