プロジェクションマッピングなどを新設し、リニューアルオープンした琵琶湖疏水記念館(京都市左京区)

プロジェクションマッピングなどを新設し、リニューアルオープンした琵琶湖疏水記念館(京都市左京区)

 今年で開館30年を迎える京都市左京区の琵琶湖疏水記念館が改修工事を終え、このほどリニューアルオープンした。CGや映写機による映像を活用した空間演出(プロジェクションマッピング)や、体験コーナーを新設するなど、分かりやすい展示で来館者の増加を目指す。

 同館は、琵琶湖疏水完成100年を記念し、1989年に開館した。本格改修は2009年以来となり、展示点数を従来の約300点から約100点に厳選した。総事業費は約8500万円。

 プロジェクションマッピングでは、疏水周辺の土地の起伏や断面の映像を映し出し、工事の期間や規模、従事者数などを視覚的に伝える。体験コーナーでは、小型水車につながるハンドルを手で回して水力発電の仕組みを学べ、実際に工事に使われた鋤[すき]やレンガに直接触れることができる。

 また、建設に尽力した土木技術者田辺朔郎や第3代京都府知事北垣国道らの人物相関図や、京都と疏水工事の歩みをまとめた年表も飾った。

 このほど記念式典と内覧会があり、参加した田辺朔郎の孫康雄さん(82)は「人物相関図など、琵琶湖疏水について分かりやすい展示になった。観光の拠点として多くの人を呼び込んでほしい」と話した。

 入館無料で午前9時~午後5時。月曜休館。