大津市役所

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 大津市は3日、市のごみ処理施設「環境美化センター」(同市膳所上別保町)のばいじん(飛灰)から基準値の17~22倍の鉛が検出されたと発表した。現時点で周辺への健康被害の恐れはないとしている。

 3月末に完成した新しい焼却施設の試運転で、集じんピットから5月19日に採取したサンプルから基準値(1リットル当たり0・3ミリグラム)を上回る5・3~6・8ミリグラムの鉛が検出された。集めたばいじんの処理に使う薬剤の量を減らしたことが原因とみられるという。

 ばいじんは大田廃棄物最終処分場(同市大石曽束町)へ搬出済みで、市は4月27日~5月20日の搬出分を全て処分場から撤去し、場内を流れる浸出水の分析を行う。場内では搬出したばいじんを土で覆い、土から流れ出る水は水処理施設で処理してから放流しており、周辺環境への影響はないとしている。

 焼却炉は現在停止しており、今後、安全性を確認した上で再開する。市施設整備課は「7月下旬の本格運転に影響が出ないよう点検をして再開時期を考えたい」としている。