新たに「忠臣蔵」の写真が公開されたデータベースの画面

新たに「忠臣蔵」の写真が公開されたデータベースの画面

 「目玉の松ちゃん」の呼び名で知られる映画スター、尾上松之助(1875~1926年)の主演で1926年に公開された映画「忠臣蔵」の記録写真約240枚が、立命館大アート・リサーチセンター(京都市北区)などが構築しているデータベース「目玉の松ちゃん・尾上松之助活動写真デジタル資料館」に追加され、ウェブ公開がこのほど始まった。

 データベースは同センターと「尾上松之助遺品保存会」が構築している。これまで松之助のブロマイド絵はがき、写真など約350点を公開済みで、同保存会が所蔵する遺品などの資料約1500点を順次追加していく計画だった。

 今回追加された「忠臣蔵」の記録写真は保存状態がよく、松之助が演じる大石内蔵助をはじめとした映画のシーンのほかにも撮影中以外のショットが多い。松之助の人柄にも迫る史料が含まれていて、写真には役者名などの説明を付けて、詳しく場面が分かるようになっている。

 デジタル化を指導してきた同センターの赤間亮教授は「映画の研究史料として美術的な観点からも貴重なデジタル記録になっている」という。資料が大量で全ての史料の公開に時間はかかるが、同会代表の松野吉孝さん(66)=下京区=は「松之助の百回忌までにデジタル化の完成を目指す。いけるところまでやっていきたい」と話している。